建築設備定期検査の全容と必要性

建築設備定期検査の基礎知識と重要性を説明します

建築設備定期検査の基本的な知識と重要度について

定期調査の法的根拠および対象建築物について

特定建築物定期調査は、建築基準法において政令並びに特定行政庁が取り決める特定建築物の所有者、管理者が、一定サイクルで一級建築士等の所定の資格者に因る建築物や建築設備の定期調査を行なって、調査や検査結果を特定行政庁へと報告することが規定されています。こうした建築基準法をフォローするものとして、政令もしくは国土交通省告示、加えて地方行政の定める細則などにおいて、定期報告は非常に細かく義務化されています。したがって、特定建築物定期調査の対象建築物のオーナーは絶対に定期報告を行なわなければなりません。定期報告が求められる特定建築物は、主として劇場や映画館 、ホテルさらに店舗や 病院学校などが対象です。そして、建築物のスケールなどの細々した必要な条件が定められています。

建築基準法が根拠となって決められた法定調査に関しては主として、特定建築物を対象としている特定建築物調査、建築設備検査、さらに防火設備検査や昇降機等検査があります。 特定建築物調査については、建造物の全体を通じて適法かを確かめます。建築設備検査については、非常照明といった安全のための設備の検査ということになります。昇降機等検査については昇降機に限定した検査です。防火設備検査については、防火戸やシャッターさらに防火区画のチェックに絞り込んだ防火設備の検査です。 混同される検査としまして消防用設備等点検報告が存在しますが、これは消防法によって決められた点検、報告制度と言え、建築基準法の取り決める定期報告とは違います。

定期報告を建築基準法に沿って行う必要性

多くの人数が使用する公共性のとても高い建築物のケースでは、アクシデントに見舞われた際に惨事がもたらされる可能性が考えられます。したがって、防災や避難と関連する設備などを含んでいる建築物全てを、特定建築物定期調査を実行することによって絶えず適法状況にすることは、建造物のオーナーや管理者にとって何をおいても優先されるべきこととなります。それを実現する為にも決められた定期報告は絶対に行うことが不可欠です。そうした定期報告並びに改善を怠った建造物に、痛ましいアクシデントが起きていると言っても言い過ぎとは言えません。 それに加えて定期報告を怠ったケースでは、建築基準法により、100万円以下の罰金が課せられるケースがあります。とりわけ株主に対し責任がある上場している会社の場合、罰金の額にかかわらず罰則を課せられた事実関係のみでも適時開示等が含まれた説明責任絡みの問題となります。ですから、気をつける必要があります。

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